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従来の英会話スピーキング

場面集の暗記によるスピーキングでは限界がある

例えば・・・

海外旅行、入国審査・タクシー・ホテル・買い物・食事など、場面集のパターン英語をいかに覚えているかが決め手です。
覚えた場面集のパターン英語が、相手の話に合えばスピーディーに話ができますが・・・。
覚えた場面集のパターン英語が相手の話に合わない時、問い合わせ・トラブルの場合、自分の思いを英語にして話をするしかありません

海外展開企業で業務英会話に携わる方々は、それぞれの分野での企業専門用語と共に、まずは日常業務に使われるパターン英語を覚える必要があります。
例えば航空会社、パイロットとコントロールタワー間の通常交信、客室乗務員のアナウンスや外国人へのサービス業務、そして地上係員の外国人へのチェックイン業務など、一度覚えてしまえば連続して使える状況にあります!
しかしながら、それぞれの日常業務中に発生する数多くの問い合わせ・トラブル対応は、パターン英語ではこなしきれないため、自分の思いを英語にして話をするしかありません。

ビジネス上では、工場見学・プレゼンテーション・契約交渉などにおいて、外国人による数多くの細かい質問・議論・交渉など、多くはパターン英語ではこなしきれません。
それぞれの場において、話の内容が違いますので、自分の思いを英語にして話をするしかありません。

このように、私たち日本人は場面集の暗記によるスピーキングが主流ですが、多くの文例を覚えるには・覚えておくにはどうしても限界があり、現実には「こういう時、英語でどう言うんだったかな?」との実状で、話はすぐに終わり続きません。
一方、月日が経ち・歳をとり、
覚えたもの全て忘れたと、英会話を諦めてしまう人もいます。
だからこそ、構文・語法を身に付けて、自分の思いを英語にして話をするしかありません。


文法語順の違いによるスピーキングでは混乱する

英語は「主語+述語動詞・・・」から始まる明確な言語
I must teach them English grammar in detail every day.
主語・述語動詞で始まる言語は、自分の言いたいことを先に言わなくてはなりません。

日本語は述語動詞が最後に来るだけで、他の文節は助詞のおかげで自由
毎日 詳細に 英文法彼ら教えなければならない
英文法彼ら毎日 詳細に 教えています
彼ら毎日 詳細に 英文法教えてきました
私たち日本人にとって英語「主語+述語動詞・・・」と日本語「主語・・・述語動詞」の文法語順に違いがあるため、スピーキング・リスニングにおいてどうしても混乱が生じます。
ちなみに、フランス語は英文法語順とほぼ同じですので、フランス人にとって英単語さえ知っていれば、混乱なく話をする・話を聞くことができます。

例えば・・・

私は 毎日 詳細に 英文法を 彼らに 教えなければならない
I must teach them English grammar in detail every day.

このように、自分の思い「主語・・・述語動詞」を英語「主語+述語動詞・・・」にする時に、語順の違いからどうしても混乱が生じます。
結果、話の途中でやめたり・話を最初からあきらめたりして、話が続きません。

また、普段の日本語会話では、主語を省略したり最後の述語動詞を言わないままに話が終わったりで、自分の思いがはっきりとイメージできていません。
さらに、構文・語法が苦手で自分の思いを英語にするイメージもできていません。
結果、話は2~3の英単語だけになってしまい、相手に話が通じません。

国際語・英語と日本語の違い(講演-国際化とは)
英会話スピーキング