はじめに

「現実的な英会話スピーキング」への移行

新要領の英語授業は日本語が一切なく、英語を聞いて英語で話すことで、まずは英語に慣れ親しむと共に、少しずつ暗記していくということでしょう。

書店にある英会話教材の多くは、様々な場面でのパターン英語を、普段の日本語会話・意訳により、ともかく暗記することに徹しています。

英会話スクールでも、あたかも英語ネィティプになれるかのように、様々な場面の文例をパターンプラクティスにより、暗記し応用することが主流です。

では、英語圏の英語を母国語にしている英語ネイティブとは?
・英語が第一言語として公用語として使われている国で生まれる

・幼少のころ話し始めた初めての言語が英語である
・英語が教育課程において国語として学習してきた
・起源に基づいた形式で英語が話せる

非英語圏の私たち日本人は、英語ネイティブではありませんので、英会話において「話し慣れる・聞き慣れる」ということはできても、直接に英語で考えて英語を話す・英語を聞いて英語で理解することができません!

 

英語を学ぶ際は、日本語訳を介して英単語を覚えます。
学習指導要領によると、高校卒業までに私たちが学習する英単語数の目安はおおよそ3500語で、高校を卒業するまでに習う単語を確実に習得していれば、少なくとも「言いたいことが伝えられる」英会話レベルと言われています。

スピーキングは日本語訳を一瞬頭に思った後に英単語を引き出し、リスニングは英単語を聞いて日本語訳を一瞬頭に思った後に理解しています。

英会話において、スピーキングは日本語で考えて英語を話す・リスニングは英語を聞いて日本語で理解することで、現実的な英会話力が向上します。

私たちは生まれた時から培った日本語に長け・日本語の応用が利く母国語ネイティブであり、その日本語は外国語を学ぶ際の原点になります。

国際語・英会話スピーキングにおいて

それぞれの母国語スピーキングスタイル

英語圏のイギリス・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・カナダなどの人たちでさえ、母国語スピーキングスタイルはそれぞれです。

非英語圏の人たちの母国語スピーキングスタイルは、それぞれに独特な語り口で、EUのフランス・ドイツ・イタリア・スペインなどの人たちはともかく様々、アラブ系の人たちは舌を思い切り巻き、準英語圏であるインド系の人たちは口にこもる発音と喋りの速さです。

そして、非英語圏の私たち日本人の母国語スピーキングスタイルは、抑揚の無いフラットな話し方です。
その抑揚のないフラットな話し方が、英単語のアクセントを気にしないで済むため「現実的な英会話スピーキング」を楽にしてくれます。

その非英語圏の人たちは、それぞれの母国語の文法語順の違い、それぞれの人が持つ英単語の語彙数にもよるのでしょうが、頭の中で母国語にて自分の思いをまとめながら・まとめ直しながら・もがきながら「現実的な英会話スピーキング」を実践しています。


物おじせずに話をする

欧米人との英会話では内気で恥ずかしがりのシャイな日本人、物おじせずに少し時間を掛けてでも話ができればと思うのですが・・・。

では、TVなどで見かける欧米人の学生や一般の人たちは、大統領や国会議員、会社社長や役員、そして有名俳優やタレントであれ、ともかく物おじせずに話をしています。
その考え方は、「人はそれぞれに地位・財産・才能など違いはあるが、それは人としての役割の違いであり、人としての上下関係を決めるものではなく、社会における一人の人間として、同じ権利の下で平等感を持つことが必要である」と言われています。

私自身、海外出張・駐在にて欧米人と接してきた中、なんとか人前での話において物おじすることなく、平常心で話をすることができるようになりました。
その平常心は精神的な余裕をもたらしてくれますので、初対面の人であれ、相手の話をしっかりと聞けるようになりますし、しっかりと考えまとめた後に話をする事ができるようになります。

人としての平等感からくる平常心がいかに持てるかで、欧米人と同様に平等感のもとで物おじせずに話ができるようになるということです。

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