大変わかりやすい「話すための構文・語法」を考案
1 文の構造上分類と文を構成する単語・句・節の関係
◆ 単文
単語と句からなり、主語+動詞が一組だけの文
単語は、最小単位の語です。
名詞、代名詞、動詞、助動詞、形容詞、分詞、原形不定詞、副詞、など
句は、主語+動詞ではない2単語以上の集まりで、名詞句・形容詞句・副詞句があります。
名詞句/動名詞、to不定詞、疑問詞+to不定詞、SVO+to不定詞、など
形容詞句/to不定詞、前置詞、など
副詞句/to不定詞、前置詞、など
◆ 重文
主語+動詞を含む節からなり、対等接続詞で結ばれた単文+対等節で、二つの文が対等の関係
対等節/対等接続詞 and, or, but, for, so, など
◆ 複文
主語+動詞を含む節からなり、従属接続詞で結ばれた主節+従属節で、従属節が主節を修飾して主節の内容が中心の文
複文の従属節は名詞節・形容詞節・副詞節があります。
名詞節/that用法、whether, if用法、疑問詞用法、関係代名詞what用法、など
形容詞節/関係代名詞(who, which, that)、関係副詞(when, where, why, how)、など
副詞節/従属接続詞、分詞構文、仮定法、など
2 基本5文型と修飾語の違い
◆ 基本5文型
文の要素の種類と働きは、次になります。
主語(S: Subject) 「~は・が・も」など文の主題を示します
述語動詞(V: Verb) 「~である・する」と説明します
目的語(O: Object) 「~を・に」などにあたる語です
補語(C: Complement) 主語・目的語について説明をする語です
基本5文型は、文の要素からなり、主語の次に動詞が置かれ、その動詞の種類によって、目的語または補語の位置が5つの基本文型に分類されます。
第1文型/S+V 主語 + 動詞
第2文型/S+V+C 主語 + 動詞 + 主語を説明する(主格)補語
第3文型/S+V+O 主語 + 動詞 + 動詞の対象となる目的語
第4文型/S+V+O+O 主語 + 動詞 + 2つの目的語(誰に~、何を~)
第5文型/S+V+O+C 主語 + 動詞 + 目的語 + 目的語を説明する(目的格)補語
基本5文型-話の基本骨格の主語・目的語・補語になる構文・語法は次のものです。
単語/動詞・助動詞・否定、名詞・冠詞・代名詞、形容詞・分詞・原形不定詞
名詞句/動名詞・to不定詞・疑問詞+to不定詞・SVO+to不定詞
名詞節/that用法・whether, if用法・疑問詞用法・関係代名詞what用法
その他/無生物主語・There構文・Itの用法
◆ 修飾語
修飾語は、文の要素ではないので主語・目的語・補語にはなりません。
修飾語の構文・語法は次のものですが、それぞれが「話の基本骨格」の定められた位置に置かれ、「話の基本骨格」の主語・述語動詞・目的語・補語を修飾して説明を加えます。
単語/形容詞・分詞・比較・副詞
形容詞句/to不定詞・前置詞
副詞句/to不定詞・前置詞
形容詞節/関係代名詞who, which, that・関係副詞when, where, why, how
3 話すための構文・語法の種類・構成
ステップ1/文の種類 – 話の種類を選択する
平叙文
疑問文
命令文
感嘆文
ステップ2/基本5文型 – 話の基本骨格を使いこなす
基本5文型・話の基本骨格
動詞・助動詞・否定
名詞・冠詞・代名詞
動名詞・to不定詞・疑問詞+to不定詞
名詞節/that用法・whether, if用法・疑問詞用法・関係代名詞what用法
形容詞・分詞・原形不定詞・SVO+to不定詞
There構文・Itの用法
ステップ3/修飾語 – 話の基本骨格に修飾語を置く
形容詞・分詞・比較・副詞
to不定詞・前置詞
形容詞節/関係代名詞who, which, that・関係副詞when, where, why, how
ステップ4/対等節 – 単文+対等節として話をつなぐ
対等接続詞
ステップ5/従属節 – 主節+従属節として話をつなぐ
(名詞節/that用法・whether, if用法・疑問詞用法・関係代名詞what用法)
(形容詞節/関係代名詞who, which, that・関係副詞when, where, why, how)
副詞節/従属接続詞・分詞構文・仮定法