英語は主語・述語動詞で始まる明確な言語で「明確に表現する=相手にわかりやすい話をする」
英語は「主語+述語動詞・・・」から始まる明確な言語です。
例えば… I must teach them English grammar in detail every day.
直訳すれば…
私は 教えなければならない 彼らに 英文法を 詳細に 毎日
主語・述語動詞から始まる言語では、自分の言いたいことを先に言わなくてはなりません。また、yes, no がはっきりしていて答えを曖昧にはしません。
すなわち、国際語・英語「明確に表現する=相手に分かりやすい話をする」という文化の違いを、いわゆる国際化として体験することができました。
欧米人は「自己表現」が必要不可欠で、うまく表現できないと人格を認めてもらえない、と言っても過言ではないと言われています。
そのため、小さいころから「あなたはどう考えるのか」という対話式の実践学習があり、会話では自分で考えて表現する習慣を身に付けさせているそうです。
また、教育では意見交換や議論が主体で、分析的思考により物事の本質をとらえることを身に付けると言われています。
現実には、欧米人は「家庭・学校・社会」において「明確に表現する=相手に分かりやすい話をする」そして話を続ける・話を楽しむことが、生活であり人生であると実感しました。
日本人は「話が曖昧である=相手が話を理解できていない」
では、日本語の文法語順はどうでしょう。
♦私は 毎日 詳細に 英文法を 彼らに 教えなければならない
♦英文法を 彼らに 私は 毎日 詳細に 教えてきました
♦彼らに 私は 毎日 詳細に 英文法を教えるつもりです
このように、述語動詞が最後に来るだけで、他の文節は助詞のおかげで自由です。
しかしながら、私たちは日本語の話やコミュニケーションにおいて、いわゆる国際化していないことを知ることができました。
大臣・議員の人格・資質を疑うような発言、説明責任と言いながら内容が乏しい説明など、このような「曖昧さ」から、政治をどう学び信頼すれば良いのでしょうか。
TV では、識者による一般的ではない「四字熟語」や「カタカナ英語」が混じる話が増えていますが、その場で何を言ったのかわからない・辞書を引かないと理解できないなど、このような解りづらさから、どう情報や知識が得られるでしょうか。
また、私たちの普段の日本語会話において、主語を省略したり、最後の述語動詞を言わないままに話が終わったりで、相手が話を理解しきれていないことが多いように思います。
ちなみに、TV ニュースの字幕スーパーでは、その人が話していない部分の主語や目的語などを( )にて追加しているのが、数多く見られるようになりました。
さらに、学生や若い人達の間では、様々な意味不明の言葉やカタカナ英語の短縮・合成した話が溢れていて、「話の曖昧さ」や「言葉の乱れ」が続いています。 言葉の文化だというようなことで押し付けられている大人たち、それってどう意味なのと言いながらも同じように振る舞うだけで、誰も本来の言い回し・言い方を話そうとする勇気ある人もいないし、指摘することすらありません。
すなわち、日本語の話・コミュニケーションにおいて「話が曖昧である=相手が話を理解できていない」ということが言えます。
日本人も国際化として「明確に表現する=相手に分かりやすい話をする」ことが必要
私たち日本人も、普段、家庭では夫婦・親子・兄弟姉妹はもちろん、学校では先生や友達と、そして会社では上司の方や職場仲間と、さらに地域社会では様々な仲間たちと「明確に表現する=相手に分かりやすい話をする」ことが、国際化として必要なことです。
「明確に表現する=相手に分かりやすい話をする」ことで、「家庭・学校・社会」における教育・環境などにより、まずは人格形成の基礎になる「心の働き」が身に付くからです。
その「心の働き」とは・・・
偽りや飾りのない本当の気持ち=本心
身についた感じ方や考え方の傾向=性分
物事について考える思慮や判断する働き=分別
そして、関心・興味、意思、思いやりなどです。
さらに、その「心の働き」から「性質・能力」である「資質」が身に付きます。
「性質」とは、物事を巧みにこなすことができる生まれ持ったもので、その職業に適合するというような意味も含まれます。
そして「能力」とは、 物事を成し遂げることができる力であり、教育や環境によって形成されるものです。
そうです! その人が身に付けた「心の働き」並びに「資質」は、個人として・社会人として・日本人として、必ずや社会で受け入れられ評価されることと確信します。
さらに会話力や議論力を身に付けることができれば・・・
日本社会においてコミュニケーションが苦手だという悩みは、人それぞれに尽きることがありません。
学生時代から社会人の若い間は、人生経験の少なさからは多くのことにおいて知識が不足していますが、その後の人生にていろいろな失敗や成功から多くを学び成熟すると言われています。
そのような成熟した年配の先輩や上司の方々の仕事上の行動と共に、話やコミュニケーション現場における「会話」や「議論」をしっかり見て・聞いて、自分がどうあれば良いかを学びます。
すなわち「人の振り見て我が振り直せ」です。
「会話」では、生活・仕事・社会での話題を持ち出して話をする中、質問をする、感想を述べる、意見を言うなど、話が明確で自己表現力の豊かな人。
また、TV トーク番組にて、話が明確で自己表現力の豊かな人 そして「議論」では、議題について互いに自分の説を述べ合い・論じ合う中、原点はどこにあるのか、基本はなんなのか、現状はどうなっているのか、データから比較をするとどうなのか、具体的にはどうなのかなど、分析的な思考により物事の本質をつかむ人。
また、TV トーク番組にて、いつも本質的な知恵や発想が豊かな会話力のある人。
そして、「人の振り見て我が振り直せ」をあなた自身がいろいろな場で実践をします。
平等感を身に付けて、物怖じせずに会話や議論をすることも必要
私たち日本人は、国民性から、政治家や官僚は偉い人だ、会社社長・役員は役割がすごいので偉い人だ、大学教授など識者としてテレビに出ているから偉い人だなど、このようなことが普通に言われる中、現代においても、若い人たちであれそのように振舞っているかのようです。
そのような偉い人たちと話しをする場があったとしても、自分なりの考えや意見を偉い人の前では物怖じしてしまい、思うように話が出来ません。
しかしながら、日本に来ている旅行者や TV で見かける欧米人の学生・若者・社会人は、大統領や国会議員、会社社長や役員、そして俳優やタレントなどであれ、ともかく物おじせずに話をしています。
その欧米人の考え方は、「人はそれぞれに地位・財産・才能など違いはあるが、それは人としての役割の違いからくるものであり、人としての上下関係を決めるものではない」、すなわち「社会における一人の人間として、同じ権利の下で平等感を持つことだ」と言われています。
人としての平等感からくる平常心がいかに持てるかで、欧米人と同様に日本人も平等感のもとで物怖じせずに話ができるようになるということです。
私自身、海外駐在にて欧米人と接してきた中、なんとかその平等感とやらを意識してきたところ、人前での話において物怖じすることなく、平常心で話をすることができるようになりました。
この平常心は、ともかく精神的な余裕をもたらしてくれますので、初対面の人であれ、相手の話をしっかりと聞けるようになりますし、しっかりと考え・まとめた後に話をする事ができるようになります。
本書「自分の思いを英語にする Japa-Lish」の実践・学習
では、自分の思いを英語にする Japa-Lish とは
「主語+述語動詞・・・」で始まる明確な言語である「国際語・英語」を活用するということです。
自分の思いが明確になります!
自己表現力を身に付けます!
「家庭・学校・社会」において「明確に表現する=相手に分かりやすい日本語の話をする」そして、話を続ける・話を楽しむことを身に付けることで、あなたの日本語の話・コミュニケーションが変わります!
もちろん、英会話を勉強する人においては、
本書例文「話すための構文・語法」を実践・学習することで・・・
自己表現力を身に付け、英語にして話を続けます!
英文法構文力を身に付け、相手に通じる英語にします!
「自分の思いを英語にする Japa-Lish」により
学生さんは、ホームステイ・語学研修・国際交流・留学にて・・・
生涯学習の方は、地域の国際交流・海外旅行にて・・・
そして海外展開企業にて・・・
国際語・英語を話すために
日本人として信頼を得るには、スピーディーな会話は必要なく
物おじせずに少し時間を掛けてでも、自分の思いを明確にした上で
混乱なく英語にして話を続ける・相手に通じる英語にする
「現実的な英会話 Japa-Lish」を身に付けます!