日本の英語力/「もどかしさ」の理由について

2019-01-01

前ブログ「ヤフーニュース/日本の英語力」から、日本人の英語・英会話がいつまでも低レベルのままで「もどかしさ」を抱えているのはなぜか・・・?

新年早々、それらの理由について少し頭を悩ませてみました。

 

まずは、社会での大きな流れの中にある理由として、現実的なものではなく、理想を追い求め過ぎているのでは・・・?

アメリカ人・イギリス人など英語ネイティブのようにスピーディーにかっこよく英語を喋りたい。
そのために、教育・スクールでは様々な場面でのパターン英語を次々に話すのが、生徒・受講者にうける。
さらに、主流のTOEICリスニング・リーディングテストで点数が高ければ、社会では英語・英会話レベルや人間として評価してもらえる。

 

2つのテストにおける日本人の英語力

スイスに本部のある国際語学教育機関が、英語を母語としない88カ国・地域を対象に調べた「英語能力指数」を公表した。
日本の英語力は非英語圏で49位で、日本は3年連続で5段階で下から2番目の「低い」と認定された。
世界116カ国・地域で教育事業を展開する「EFエデュケーション・ファースト」はオンライン上で無料の英語力測定テストを実施し、2011年からこの指数を公表。
今年は世界で約130万人のデータを分析し、日本は数千人が参加したという。
日本法人のサンチョリ・リー社長は「日本と他国との差は相対的に開きつつある」と指摘した。

日本でTOEIC Programを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)がまとめた、2017年(1月~12月)の世界における英語を母国語としない人たちのテスト・TOEIC Listening & Reading Testの受験者スコアを見てみよう。
トップにはフランス語と英語が公用語のカナダが君臨、2位にはドイツ語が公用語のドイツ、3位にはオランダ語・フランス語・ドイツ語が公用語のベルギー、4位にはアラビア語が公用語のレバノンがランクイン。
肝心の日本は47ヶ国中、39位という結果だった。
もちろん、TOEIC L&R受験者のみを対象にしたランキングであるため、この順位がそっくりそのまま、国家間における英語力の格付けとは成り得ない。
しかし、「文法がほぼ同じ」といわれるハングル語を操る韓国が、日本のはるか上にいることを考えると、日本人としてこの結果に多少なりとも問題意識を抱くべきなのかも知れない。

 

理由1 英語で理解し・考えようとしている

英会話・英検テストであれ、日本語で理解し・考えきれていない。

では、英語を母国語にしている「英語ネイティブ」とは
・英語が第一言語として公用語として使われている国で生まれる
・幼少のころ話し始めた初めての言語が英語である
・英語が教育課程において国語として学習してきた
・起源に基づいた形式で英語が話せる

具体的にはアメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダを「英語ネイティブ」と指すそうですが、この5か国以外に英語を第一言語としている国や地域も多数あるとのことです。

以上から、私たち日本人が教育を通じて英会話スクールなどで、多くの時間を費やし徹底して英会話の実践をこなしたとしても、「英語ネイティブ」には到底成り得ないということですよね。

私たち日本人は「英語ネイティブ」ではありませんので「英語で理解し・考える」ということができません。

私たちは、生まれた時から培った日本語に長け、日本語の応用が利く、母国語ネイティブであり、その日本語は外国語を学ぶ際の原点になります。

 

理由2 英語と日本語の文法語順の違いを認識していない

「英語/主語+述語動詞・・・」と「日本語/主語・・・述語動詞」の文法語順には違いがあるため、私たち日本人には英会話スピーキング・リスニングにおいて「混乱する」という難しさが生じます。

例えば、英語とフランス語の文法語順はほぼ同じだとのことで、フランス人は英単語さえ知っていれば、英語を混乱なく聞けますし、混乱なく話せます。

私たち日本人は、慣れ親しんだ日本語では最後に述語動詞が来るところを、英語では主語の次に述語動詞を話せ・聞けと言われても、頭の中が混乱するだけです。

 

理由3 日本語の話が明確ではない

英語・英検テスト上位のヨーロッパ人と違い、日本人は日本語の主語・動詞が曖昧で自己表現力に劣ります。

欧米人は自己表現力が必要不可欠で、うまく表現できないと人格を認めてもらえないと言っても過言ではありません。
そのため、小さいころからあなたはどう考えるのかという対話式の実践学習があり、自分で考え表現する習慣を身に付けます。

一方、私自身海外駐在にて国際語・英語を経験する中、私たち日本人はコミュニケーションにおいて、国際化されていないことを知ることができました。

私たち日本人は、主語を省略したり、最後の述語動詞を言わないままに話が終わったり、さらに「はい・いいえ」がはっきりしない曖昧な話も数多くあります。

普段、自分の思いを明確にすることを心掛け、自己表現力を生活に浸透させることが必要です!

 

 

政府目標に及ばないなかで、英語力を今後どう伸ばす?

文科省が全公立学校を対象にした2017年度の英語教育実施状況調査によると、目標を達成した生徒の割合は、中学生が40.7%(前年度比4.6ポイント増)、高校生が39.3%(同2.9ポイント増)でした。2013年度と比べれば各8.5ポイント増、8.3増と5年間では着実に向上していますが、政府目標には及びませんでした。


2017年度「英語教育実施状況調査」の結果について

その中から、宇治市立宇治小学校での「取組のねらいと内容」の「課題」の部分が特徴的でしたので、紹介させていただきます。

言語能力を効果的に高めるための外国語教育と国語教育の連携に関する取組事例

課題

言葉の学びの必要性については、 どの教師も感じているところではある が、言葉をどのように意識していくか は、個人によってかなり捉え方に開き が見られる。

教科・領域の特性を生かしてた「言葉の学び」をどのように深めていけばよいか具体化できていない現状がある。

今後、より学びを深めていくためにはどのような手立てが必要になってくるのか検証していかなければならない。

現状では、まず日本語で自分の意見が言えることを第1段階の目標とし、 第2段階として英語で自分の意見を言えることを目標としている。

 

英単語応用力

学習指導要領(2011–2019年)によると、高校卒業までに私たちが学習する英単語数の目安は3450語で、高校を卒業するまでに習う単語を確実に習得していれば、少なくとも「言いたいことが伝えられる」英会話レベルと言われています。

それでもいざ現実的な実践となると、とっさに英単語が出てこないことがありますが、これは知っている単語数が少ないからではありません。

頭の中で、少し時間をかけてでもシンプルな言葉を探し回りその英単語に言い換える、すなわち英単語を使いこなせるようになることが、現実的な英会話におけるコツでもあり基本にもなります。

 

参考話

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